高知とnineとホットサンドメーカー

前の記事を書いたのはいつだろうと思って見てみるととりあえず一年前らしかった。作品の感想だけで書いていくのは向いてないとわかったので、日記のように書いていくことにする。4月だし。

転勤で高知に引っ越した。道路には人より車が多かったり、最寄駅が最寄りじゃない距離にあったりして田舎だなあとなる。でも元々田舎の人間なのでわりと性に合ってる気がする。

インターネットの開通がまだなので、夜何しよう→エロゲできるやん!の流れになり、終わりかけだったnineを最後までやった。やっぱり希亜が1番かわいかった。この笑顔のためならなんでもしちゃいそう。こわい。

日記なんて書くの小学生以来なので書き方がよくわからないのだけど、こんな感じでいこうと思う。

ホットサンドメーカーを最近プレゼントしてもらったので使ってみたいが、まだベーコンレタストマトチーズサンドしか作ってない。何を挟んだらいいかわからないので、何か案があったら教えてくださいお願いします。

『いまさら翼といわれても』を読んで

こんにちは、つきみです。

前回から2ヶ月経ってしまいました。

始めたばかりなのにこんなペースですみません。まあ書きたい時に書いてた方が長く続くと思うので(適当)

米澤穂信古典部シリーズの6冊目、『いまさら翼といわれても』を読んだ。1冊目の『氷菓』がアニメのタイトルに使われているので、そっちの方が馴染み深いだろうか。

この巻は短編集だが、どの話も古典部4人の過去や未来に焦点が当てられててミステリよりそっちがメインな感じだった。今までの話でキャラクターをある程度知った上で読むと意外な一面がどんどん出てきて面白かった。

それじゃあその面白かったところを書くかという流れだが、ネタバレかつグダグダになりそうなので止めておく。1番好きな話は『長い休日』で、お人好しの自分にはかなり刺さる話だった。

-----------------ここまで感想------------------

(感想読んでくれた方ありがとうございました。続きを読むかどうかはお任せします。)

そもそもなんでこの作品で記事を書くことになったかだが、それは「米澤穂信、文章が上手いなあ〜」と思ったからだ。最近買った文章講座をまとめた本の影響を強く受けている(単純すぎでは?)

その文章講座で特に心に残った言葉が、「心情をそのまま描写するな」。直接的に書くのではなく、台詞や動作で描写しろということだが、これが想像以上に色んなとこで当てはまるんだな〜と気づいた。

例えば、「ふくちゃんの表情が少し曇った気がした。大丈夫という気持ちを込めて一つ頷き、わたしは鞄を手に取る。」という摩耶花のモノローグで、「曇った"気がした"」という表現に目がいく。「曇った。」だけでも文章としては繋がるが、文末が曖昧なのでほんとに些細な変化だったのだろう、里志は摩耶花に悟られまいとしたが、摩耶花はなんとなく察して頷きだけ返したのかなと想像をかき立てられる。

こういう細かい表現があちこちにあって、人物の心情や関係性、生活環境など色々なことが伝わる文章が上手いって言うんだろうなあと、文章講座の内容が腑に落ちた。正直学生の頃に教えられてたことと同じような基本的なことで、これをブログに書いてるのもまあまあ恥ずかしいのだが、自分の中ではデカい発見だった。

ノベルゲーやラノベでも物語の展開に注目しがちだけど、文章自体を楽しむ視点を持って楽しめたらいいな〜と思う。

最後まで読んでくれた方、ありがとうございました。

元々ノベルゲー、エロゲー中心に書くつもりだったんですが変な内容になってしまいました。でも書きたくなったからしょうがない。次は多分今やってるサクラノ詩とドーナドーナが終わったら書こうと思います。

月に寄りそう乙女の作法 感想

初めての方は初めまして。そうでない方はお久しぶりです。

つきみといいます。オタクです。最近アニメやゲームの話ができなくなって寂しかったので、代わりにここで諸々の作品の感想を置いていこうと思ってます。

ブログをやるのは初めてで文章も普段書かないので色々慣れないんですが、気が向いたら書こうと思ってるので気が向いたら見に来てくれると嬉しいです。

 

~~~前置き終わり~~~

 

さて今回はPCゲームの「月に寄りそう乙女の作法」

の感想を書きます。

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エロゲの先輩方によると、結構有名みたいですね。萌えゲーアワード2013等色々な賞ももらってるみたいです。実際やってみるとすごくおもしろかったので、初めてレビューする作品として選びました。

あらすじとしては、名家の血筋でありながら末端の望まれぬ子として生まれた大蔵遊星は、服飾専門学校「フィリア女学院」に通うため、女装をして庶民の娘「小倉朝日」となって同級生のお嬢様、桜小路ルナに仕えることになる。ルナの屋敷には他に3人のお嬢様も住むことになり、にぎやかな屋敷でメイドをしながら服飾の勉強をしていく。遊星(朝日)は性別を偽ったまま卒業できるのか・・・という感じです。主人公がデフォルトで女装してるエロゲって時点で僕は最初かなり困惑してたんですが、調べてみたら女装キャラ出てくるエロゲって昔から結構あるみたいで、業界としてはまあそれくらいあるか、っていう設定なんですかね。世界は広いですね。

 

それでこの作品のどこが良かったかっていうと、一言で言うならバランスでしょうか。テキストとシナリオ、キャラ、音楽等どれもクオリティ高かったと思います。特にテキストが上品と下品、シリアスとコミカルがうまく切り替わるので、読んでて飽きなかったです。まだクライマックスでもないのに気づいたら数時間やっててびっくりしました。時折服飾の用語が出てくるのも好きでした。正直服に関しては一般人より興味が薄いと自覚してるんですが、文章で用語だけ出てくるとつい調べてしまいますね(スカートのフレアとかギャザーとか)。面倒くさいけど、でもゲームの世界を理解するためだと思うと楽しくなります。オタクなので。

シナリオはそれなりに満足でしたが、湊のルートだけ期待してたのとは違って、幼なじみ負けヒロイン枠なのかなあと残念な気持ちでした。僕はお嬢様は苦手なので、唯一庶民派の湊にはもっと頑張ってほしいです(誰視点?)。

個人的に1番好きだったのはユルシュールのルート。ユルシュールは自己顕示欲の塊みたいな性格で、最初はあまり好きではなかったんですが、裏に抱えるものが色々とあったようで、そのギャップにやられました。単純なのでギャップ萌えに弱い。ルナも瑞穂もギャップ萌えみたいな所はありますが、ルナとユルシュールの関係が好きで、自分はユルシュール側の人間っていう点で共感した部分が大きいです。自分の中では1番アツい展開でした。

 

気づけばまあまあ長くなってしまったので、今回はこの辺で終わります。ヒロイン全員お嬢様で女装主人公という、いくら評判良くても自分だけでは多分なかなか手を出せなかった作品なので、勧めてくれた友人に感謝です。続編もあるので、またしばらくしたらやろうと思ってます。