月に寄りそう乙女の作法 感想

初めての方は初めまして。そうでない方はお久しぶりです。

つきみといいます。オタクです。最近アニメやゲームの話ができなくなって寂しかったので、代わりにここで諸々の作品の感想を置いていこうと思ってます。

ブログをやるのは初めてで文章も普段書かないので色々慣れないんですが、気が向いたら書こうと思ってるので気が向いたら見に来てくれると嬉しいです。

 

~~~前置き終わり~~~

 

さて今回はPCゲームの「月に寄りそう乙女の作法」

の感想を書きます。

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エロゲの先輩方によると、結構有名みたいですね。萌えゲーアワード2013等色々な賞ももらってるみたいです。実際やってみるとすごくおもしろかったので、初めてレビューする作品として選びました。

あらすじとしては、名家の血筋でありながら末端の望まれぬ子として生まれた大蔵遊星は、服飾専門学校「フィリア女学院」に通うため、女装をして庶民の娘「小倉朝日」となって同級生のお嬢様、桜小路ルナに仕えることになる。ルナの屋敷には他に3人のお嬢様も住むことになり、にぎやかな屋敷でメイドをしながら服飾の勉強をしていく。遊星(朝日)は性別を偽ったまま卒業できるのか・・・という感じです。主人公がデフォルトで女装してるエロゲって時点で僕は最初かなり困惑してたんですが、調べてみたら女装キャラ出てくるエロゲって昔から結構あるみたいで、業界としてはまあそれくらいあるか、っていう設定なんですかね。世界は広いですね。

 

それでこの作品のどこが良かったかっていうと、一言で言うならバランスでしょうか。テキストとシナリオ、キャラ、音楽等どれもクオリティ高かったと思います。特にテキストが上品と下品、シリアスとコミカルがうまく切り替わるので、読んでて飽きなかったです。まだクライマックスでもないのに気づいたら数時間やっててびっくりしました。時折服飾の用語が出てくるのも好きでした。正直服に関しては一般人より興味が薄いと自覚してるんですが、文章で用語だけ出てくるとつい調べてしまいますね(スカートのフレアとかギャザーとか)。面倒くさいけど、でもゲームの世界を理解するためだと思うと楽しくなります。オタクなので。

シナリオはそれなりに満足でしたが、湊のルートだけ期待してたのとは違って、幼なじみ負けヒロイン枠なのかなあと残念な気持ちでした。僕はお嬢様は苦手なので、唯一庶民派の湊にはもっと頑張ってほしいです(誰視点?)。

個人的に1番好きだったのはユルシュールのルート。ユルシュールは自己顕示欲の塊みたいな性格で、最初はあまり好きではなかったんですが、裏に抱えるものが色々とあったようで、そのギャップにやられました。単純なのでギャップ萌えに弱い。ルナも瑞穂もギャップ萌えみたいな所はありますが、ルナとユルシュールの関係が好きで、自分はユルシュール側の人間っていう点で共感した部分が大きいです。自分の中では1番アツい展開でした。

 

気づけばまあまあ長くなってしまったので、今回はこの辺で終わります。ヒロイン全員お嬢様で女装主人公という、いくら評判良くても自分だけでは多分なかなか手を出せなかった作品なので、勧めてくれた友人に感謝です。続編もあるので、またしばらくしたらやろうと思ってます。